住居兼「板倉の家 体感スペース」
←完成予想図(イメージ)
「伝統構法 板倉の家」による自宅建て替えを計画、進行します。
大和郡山額田部北町の...VOL.1 前のページへ
土台据え----12月9日
土台はヒノキを使うのが一般的で、虫に強く腐りにくいのですが、防虫、防腐の面から考えますとヒバのほうが、より効果の高いことがよく知られています。ヒバは、別名翌檜(あすなろ)と呼ばれています。ヒノキと同じヒノキ科の木で、香りが強い木です。香りの成分は、「ヒノキチオール」で、これを多く含みヒバ自身の健康な成長を維持すると共に、虫や湿気から自身を守っています。ヒバの切り粉の中にシロアリを入れると死んでしまうそうです。しかし、人には無害です。天然のシロアリ駆除材かもしれません。
一般に、毒性の強いシロアリ駆除・防止剤は、シロアリを避けるだけではなく、人の健康にも影響を与え、シックハウスの一因ともなっています。地中に染み込んだ液は、土や水を汚染することにもなるでしょう。最近はシロアリ駆除材の毒性を落として販売されています(F☆☆☆☆)。しかし、そのために駆除効果が疑われています。
弊社では新築時のシロアリ駆除剤散布は一切行っておりません。
内装工事2----1月8日
順調に工事が進んでいます。
30㎜の落とし込み板の外側に、24㎜の木摺りを全面に打ちます。これで、30分耐火認定の構造になります。(PC030BE-0860※)
今回は、外壁に、防水及び採風・断熱効果のあるヒートバリアシートを貼り、胴縁下地で空気層を取った上、焼き杉で仕上げをしています。
屋内設備配管も完成に近づいています。
※安藤邦廣筑波大学名誉教授(現板倉建築協会代表理事)が中心となって、平成19年に大臣認定を取得。このことで、準防火地域(床面積500㎡以下)、法22条区域(床面積3000㎡以下)での、延焼の恐れがある部分の外壁を、木材だけで構成した板壁で設計できようになりました。